
長持ちのカギは「下地・洗車・保護」
板金塗装は塗料の質だけでなく、日々の扱いで寿命が左右されます。納車直後の養生から洗車の仕方、コーティングの選び方まで、ポイントを押さえれば艶と防錆性はぐっと伸びます。
納車後1カ月は過度な洗車とワックスを控える
塗膜は硬化途中です。高圧洗浄や研磨剤入りは避け、流水→マイクロファイバーで優しく拭き上げます。鳥フンや樹液は水でふやかして即除去し、浸食を防ぎます。
正しい洗車頻度と手順を守る
目安は2〜3週に1回。日陰・常温で、シャンプーは中性を薄めて使用。上から下へ直線で洗い、バケツは二つ。拭き上げは面で押さえるようにし、円を描かないのが傷防止のコツ。
コーティングと駐車環境を最適化
ガラス系コーティングは耐久性に優れますが、半年ごとのトップアップで効果を維持。屋根付き駐車やボディカバーで紫外線と酸性雨の暴露を減らし、塗膜の劣化を抑えます。
小キズは早期補修、錆は放置しない
タッチアップで鉄地の露出を封じ、錆が進行する前に板金店で部分補修。気になるときは年1回の点検で下回りやチッピングの剥がれを確認しましょう。
これらを習慣化すれば、再塗装のサイクルが延び、見た目とリセールの両方で差が出ます。
